麗雪神話~青銀の王国~
「けれど、乙女の末裔が、今の王家の方々なのでしょう? それならば、世襲制にしても問題がないともとらえられるのでは」
「確かにな。そんな時代が、これから来るかも知れぬ。
しかし今は無理だ」
「なぜですか?」
セレイアが問うと、女王はわずかに苦い表情になって答えた。
「レティシアには…足りないものがあるからだよ」
「足りない…もの?」
セレイアは首を傾げた。レティシア王女はちょっと澄ました性格をしているが、ほかに不足などなかったようにセレイアには思えたのだが。
「セレイアよ。わらわとて、娘はかわいい。できればあの子に王位を継いでもらいたいと思うておる。あの子もそのためにと必死になって頑張ってくれているしな。けれど…足りないものを補える資質があると、あの子には示してもらわなければ、王位を預けることはできないのだよ」
「…………」
セレイアがぼんやりと、レティシアに足りないものについて思考を巡らしていると、女王がやおら聞いてきた。
「セレイア、そなた青幻獣の背に乗ったそうだな?」
「確かにな。そんな時代が、これから来るかも知れぬ。
しかし今は無理だ」
「なぜですか?」
セレイアが問うと、女王はわずかに苦い表情になって答えた。
「レティシアには…足りないものがあるからだよ」
「足りない…もの?」
セレイアは首を傾げた。レティシア王女はちょっと澄ました性格をしているが、ほかに不足などなかったようにセレイアには思えたのだが。
「セレイアよ。わらわとて、娘はかわいい。できればあの子に王位を継いでもらいたいと思うておる。あの子もそのためにと必死になって頑張ってくれているしな。けれど…足りないものを補える資質があると、あの子には示してもらわなければ、王位を預けることはできないのだよ」
「…………」
セレイアがぼんやりと、レティシアに足りないものについて思考を巡らしていると、女王がやおら聞いてきた。
「セレイア、そなた青幻獣の背に乗ったそうだな?」