さぁ、オレと恋をしてみようか
そう言って着替えに行くと、すぐに〝miwa〟を出た。


「あー、芽衣子。お疲れ様」
「もう、お母さん。時間前に、ここウロウロするから〝早く上がって〟って、言われちゃったじゃない」
「あら、ごめん!次あったら気を付けるから」


ホントに、この人は…。娘にウィンクして、舌をペロッと出して謝る親がどこにいんのよ。


仕方ないか……と諦め、明日着ていく洋服を見に行く。


向かった先は、駅前にある小さなお店。


電車に乗れば大きなお店もあるんだけど、今日は遅い時間だし、ここで見つけようということになった。


「………」


ある程度、予想はしていた。


「ねぇ、これは?キャー!!これもカワイイんじゃない?あ、このミニスカートもいいわね!でも、押し倒されたら困るわね」


もう、さっきからずっとこの調子…。


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