暁天の星
【晴都】
チッ。
朝から里香に叩き起こされていきなりお守りを任された。
別にいいんだけど、眠りを妨げられた俺は最高に機嫌が悪い。
前日までに言っておいてほしくね?
そしたら寝る時間とか計算したのに。
行く所もなく、隣町まで出てきたはいいものの、やることないからとりあえず喫茶店に入った。
目の前でアイスココアを飲んでる那月と、アイスコーヒーをブラックで飲む俺。
家で歓迎会の準備が終わるまで、那月を連れ出さにゃならん。
土曜だからか、午前中だけど賑やかな店内は、今の俺たちのシーンと静まり返った空気と対照的だった。
うん、このままってわけにもいかねえしな、一か八か話しかけてみる。
「お前はさ、家に来た理由なんなの?」
いきなり重すぎたか?
「えっ。」
びっくりした顔の那月。
ごめんな、俺から話すわ。