暁天の星
追求
【明】
「ただいま〜〜。」
疲れだ〜〜〜〜〜〜。
やっと家に帰ってきて、今はちょうど日付が変わったぐらいかな?
風呂だりぃわ〜〜。
首を回しながら廊下を進むと。
…………ん?
リビングの明かりがついてる。
誰か起きてるな。
案の定、そこにいたのは龍平とリカだった。
「おかえり。」
「ただいま。まだ起きてんの?」
「うん。ちょっと話したいことあって。」
なんだ?
「明、先にお風呂入る?」
「いや。後ででいいよ。先に話聞く。」
ソファにいた2人の近くまで行く。
妙に真剣な顔してるから引っかかった。
「じゃ、お茶淹れようかな。2人ともいつものでいい?」
「おう。」
「ちょっと待ってて。」
リカがキッチンへと向かう。
その姿を見送りながら、L字型のソファに腰掛けて息を吐いた。
目を閉じて疲れを癒す。