暁天の星
日の出
【アキラ】
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ー4ヶ月前
「アキラ。そっち終わった?」
「終わった〜。お疲れ様。」
深夜1時。
夜の繁華街はネオンの光が一段と眩しい。
生温い風とタバコの臭いが絡みつく。
夜の見回りも終わらせて、他の奴らと合流した。
今日も忙しい1日だった。
「なあ!ラーメン行かね?」
ジローからいつも通り、ラーメン屋への誘いが持ちかかる。
「お前本当ラーメン好きだな。」
「旨えじゃん!決まり〜。」
「仕方ねえなあ。」
「アキラは?」
みんななんだかんだ言って付き合うんだけど。
わたしは家に帰らなきゃいけないし、ジローの誘いには乗れない。
「バカ。こいつは滅多に来ねえよ。」
「ごめんな、ジロー。」
「アキラ謝る気ねえだろ!」
「じゃあな〜〜。」
ジローに軽く手を合わせる。次は来いよっておきまりのセリフを残して去っていく奴らを見送った。
さて、帰るか。
みんなと別れて帰路につく。