暁天の星
コーヒーのお代わりをして、L字型のソファに3人で座った。
テレビも何もついていなくて、わたしの声だけがやけに響いてて。
那月の話をする上で、雑音はいらなかった。
「那月と初めて会ったのは、4ヶ月ぐらい前かな。路地裏で震えててさ、ボッコボコにされてんの。しかも冬なのに薄着だし、焦点の合ってない目が何かを見つめてて。」
話し出したわたしをじっと見つめる2人。
ゆっくりと記憶を遡る。
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