暁天の星
ピンポーン。
ピンポーン。
ピンポーン。
追い打ちをかけるように、インターホンが鳴り続ける。
「ちっ。誰だよ。」
1人が悪態をついた。
けど、遠目からでもわかる。
モニターには誰も映っていない。
誰…?
「おい、玄関見てこい。」
「わかったよ。」
なに…?嫌な予感がした。
心臓がバクバク跳ねる。
奴らも少し警戒しているように見えた。
シンとした空間に、玄関からバタバタと音がして。
怖くて、手が震える。
頭が真っ白になる。
次の瞬間には、ガチャッと開いたドアから、玄関を確かめに行った男がボコボコになって転がり込んできた。
どういうこと…?
「おい!どうした!」
数人が彼に集まって体を揺さぶる。
彼はもう虫の息だった。
その場の時が止まる。
開きっぱなしだったドアから、人影が見えて。
「許さないぞ、お前たち。」
地の底のような、怒りを含んだドスの効いた声が聞こえた。