みんなの冷蔵庫(仮)1
「行きましょうか」


佐田さんが数歩先を歩き、促されて玄関を出る時。

肩越しに振り返ると、京極はにっこりと微笑み、まだこちらを見つめていた。


冷蔵庫、絶対に開けたい。


漠然とそう思った。


玄関を出ると、ホワイトパールの車が停まっている。


「この車は?」


てっきり、来た時と同じ運転手付きのリムジンで帰るものだと思っていた私は、またもや現れた高級車にたじろぐ。


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