俺は、お前がいいんだよ。

その後、午後の授業も順調に過ぎていき…放課後。


私は、陽希と一緒に直さんのカフェへ。


到着すると入り口のドアには“定休日”の掛け看板が掲げられていた。


「あれ?今日、定休日みたいだけど……」


「営業日だと、メニューの考案とか試食とか、ゆっくり出来ないらしい。あ、ここは閉まってるから、裏の従業員入口から入るように言われてるんだ。こっち。」


陽希に手を引かれて、従業員入口へ。


ドアを開けようと陽希が手を伸ばした時、内側からドアが開いた。


「あっ!陽希、それに伊織ちゃん…!」


「誠…!?」


中から顔を出したのは柏木君だった。


「柏木君、どうしてここに…?」


「今日、兄貴から新作メニューの試食に来いって言われて、今…終わったところ。このあと部活があるから、学校に戻らないといけないんだ。」


「そうなんだ……。」


柏木君と話すの、陽希に告白した日以来だ。


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