野獣の誘惑
「やっぱり 相性抜群だな。」



彼がニヤリと笑って携帯に出る



自分でも感じる 
私達の相性は良い 今までに感じた事がないぐらい キスに溺れてる



すぐには立てない私をほっといて 仕事の話しをし出す彼
もうとっくに昼休み終わってるだろうな~



重い体を立たせ 彼の邪魔にならないように出て行く



扉に手をかけようとした時 腕を引かれ彼の胸元へ



彼が電話をしながら私の首を舐め上げた



「きゃ!」



キスに溺れて疼いている体が反応する
これ以上 この人と居ると危険だ



それなのに期待してる自分も居る



「何でもない。」



私の反応に目を細め 電話の相手と話す彼
余裕ある彼を睨み 素早く逃げた



私だけが溺れたのだろうか?
彼にもう一度触れたい


今度 触れるともう後には引けない気がする


彼から離れる事は出来ない



離れられなくなってしまう



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