野獣の誘惑
少しして 知らないマンションの駐車場へ



え?嫌な予感がする



「ここは どこですか?」



「俺のマンション。」



「え”!?」



この人を信用してついて来なかったら良かった
やっぱり危険だ



車を下ろされ逃げないように腕を掴まれている
心臓がドキドキ言う



エレベーターに乗せられ逃げ場を失う
誰か来ないかな―心の中で願うがあっという間に目的地に着いてしまったようだ




無言で部屋に入れられる



いや強引に靴を脱いだ瞬間 廊下の壁に押し付けられ 首元の匂いを嗅ぐ
え?匂いを嗅いでる?



もしかして この人匂いフェチ?
恐怖が驚きに変わり 心臓が落ち着いて行く



「あの・・・」



「やっぱり。」



やっぱりの意味がわからないが 確認は私の匂いを嗅ぐ事だったのだろうか?



この人 やっぱり変態だ



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