お隣さんは意地悪センセイ！

「あの……あたしも鈴香先生の結婚式、出席出来ませんか？」


恐る恐る、そう聞いてみると
櫻木先生の表情が一気に変わる。



「何を言い出すかと思えば……生徒が出席出来るわけない。まず、招待状もないのに…」



「そ、そこをなんとかっ！背中を押してあげたい人がいるんです！あたしも一緒に連れて行ってください！！」


初恋がなんだって言うの。
あたしだって、櫻木先生が初恋だよ！

始めから、負け戦たど分かっていても
諦めたらそこで終わりじゃない。


せめて…長瀬にはちきんと気持ちを伝えて欲しい。


「櫻木先生、お願いしますっ！」



「俺に頼むな！松木先生が承諾しないことに意味がない。何の事情があるか知らないが、諦めろ」


櫻木先生は冷たくあしらう。



「櫻木ぜんせぇ〜そこをなんとかぁ〜」



「しつこいな！無理だと言ったら無理だ！そこまで言うなら松木先生に直談判でもするんだな」



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