あまのじゃくな私が恋をした

悠ちゃんさんが帰ってしまい大也と2人きり。

会いたかった人なのに、気まずい雰囲気はなぜ⁇

さっきの突然のキスだって…
あんなところに現れるなんて思いもしなかった。

沈黙が続く中、握られた手はそのままで帰ろうにも帰れない。

少しでも動けば、ぎゅっと握られる手に
戸惑いと嬉しさが入り混じり私を翻弄する。

ねぇ、大也…
この手の意味を教えてよ。

チビチビと飲んでいたグラスの中身がなくなり口を塞ぐ物がなくなった。

「ねぇ、私、先輩に挨拶して帰りたいんだけど…行ってきていい?」

「……あぁ」

繋いでいる手を離そうとするのに、離してくれない。



大也も立ち上がり

「行くぞ…」

と、ボックス席へ。

合コンの席に男と手を繋いで現れたらヒンシュクものだ。

だけど、離そうとしないので仕方なく一緒に向かった。そこには、気まずそうに先ほどの男がいるが視線の先は先輩へ向ける。

「……先輩、私、連れに会ったので先に失礼しますね」

「えっ…あっ、……わかったわよ」

先輩の視線の先は繋いでいる手と男の顔を交互に見ていた。

あーぁ…明日が怖い。

彼氏じゃないと断言したのに…手を繋いでいるんだものね。
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