3つの視線、1つの物語

ノアに迷惑かけるのも分かってる
見つかったらノアが怒られるのも分かってる


「で…でも…」


どうしても…怖い
ノアがいなくなったら…また、コンフィーヌが来るかもしれない


「大丈夫です。もうコンフィーヌ様は来ないとおもいますよ?」


ノアが私の思考を読んで言う
でも…


「でも、やだっ!怖いっ、ココに居て!」


懇願しながらノアを掴んで離さない
無理を承知で言ってるの


「いや…でも…」


ノアが困ってる
でも、私も引けない


「やだっ…ノア、側にいて」


もう泣きそうだ
凄く必死だ

すると、ノアにが小さくため息を吐いて言った


「わかりました…居ますから。安心してお眠りください」

「うんっ」


ありがとうノア



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