3つの視線、1つの物語
「では、お忙しいところ申し訳ございませんでした。失礼します」
用が済み
素敵な結果を得てから、お父様の書斎を出る
そして、扉を閉め掛けた時、お父様が思い出したように言った
「あ、そうだ。ノアくん」
「はい…?」
お父様の楽しそうな笑顔が私達に向けられる
「ボディガードも大切だが、メルンの婚約者だという事も忘れないようにな」
「はい…それは、もちろんです」
…?
お父様は何が言いたいの?
首を傾げていると、お父様は楽しそうに言った
「メルンを欲求不満にさせんようになっ!」
「お、お父様っ?!!」
お父様がウインクしながら言った
何を言うのよ!!
本当、お父様の馬鹿ー!
私、欲求不満になんてならないわよ
…たぶん