3つの視線、1つの物語

野良猫さん


side:猫(ニャウリンガル適応中)


今日もいいお天気
そんな日はお庭で日向ぼっこが一番

自慢の白い尻尾をゆらゆらさせて、いつものお昼寝スポットに行こうとしたら…


「ん?」


植木の葉っぱの下
植木の根元付近に何やら黒い物体がある

なんとなく興味を引かれて黒い物体を覗き見る
モコモコの黒い物体…?ぬいぐるみ?

すると、黒い物体がモゾっと動いた


「な、何っ?!」


ビックリして飛び退く
飛び退いた場所で注意深く黒い物体を見ていると…


「旦那様の匂いっ!!」

「?!」


ガバッと叫びながら起き上がった黒い物体の正体は、私と同じ猫だった


「だ…旦那…様の…匂……」


起き上がった黒猫さんは、それだけ言うとパタリと倒れて動かなくなった…


< 281 / 324 >

この作品をシェア

pagetop