君が冷たい理由。【完】



「あ、私1番前だし、隣陸だし」


くじを引いた凜ちゃんはうわっという顔をする。



「えーっと…17番…」


黒板で17番の席を探しているとその隣の名前に目を見開かせた。


「…頑張って」


凜が私の肩を叩き言う。


席に着き大人しく座る。



そして周りの女子からの目がすごく痛かった。



だって私の隣の席は、あの芹沢颯太だったから。





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