君が冷たい理由。【完】
「私のぱぱが…、颯太くんの家庭を壊したっ…!」
そう思うと、恨まれても仕方がなかった。
私を、私の家族をめちゃくちゃにしたい気持ち、わからなくもなかった。
私だって何度も思ったから。
もし、その人がいなければ、と。
でも1度も、その家族を恨んだことはなかった。
だって、同じ痛みを味わったと思ったから。
「…楓…、お前もう一度颯太と」
「無理だよ、もう。私に目的を知られた以上口もきいてくれない…っ、」
私はそう言いながら、ずっと泣いていた。