君が冷たい理由。【完】
おまけ2









「楓、」

ゆっくりと歩いてきて私の名前を呼び近づいてきてくれる彼。







「颯太くんっ」

そんな彼に近づく。


「行くか」

といって、んと手を差し出してくれる。


その手に自分の手を重ねる。


これが当たり前のように、2人手を繋いで歩いていく。







「あ、これお母さんが颯太くんにって」

私は朝お母さんから預かったクッキーを差し出す。




「お、うまそう。さんきゅ」



「コーヒー風味にしたんだよ。私も手伝ったの」



「え、コーヒー…て、」





< 209 / 217 >

この作品をシェア

pagetop