君が冷たい理由。【完】



「班は別だけど…もし颯太のことで何かあったら言って?私にできることならなんでもするから」



「あ、ありがとう!…わ、凛っ!?」



すみれちゃんにお礼を言っている最中に凜に腕を引っ張られ席に座らされる。



「ちょ、なにする…っ「むかつくわねあの女」


「…へ?」


「なんなの、芹沢のことなら私1番何でも知ってますからー!的な態度とっちゃって」


「いやそういっても…」



きっとそれが事実なんだからなんとも言えない。



「凜落ち着けよ。ほらお前の大好きなマシュマロ」


凜の怒りを抑えようと太陽くんの隣に座っていた陸がふっと前に顔を出す。




「あ、陸!」




私も振り向いてマシュマロを手にする。




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