君が冷たい理由。【完】






「ううん、なんでもない」




「靴借りてきた」

「ありがとう」





横に並び靴を履きかえる。






「すべれんの?」



「え、っと…」



「滑れないのに誘ったのかよ」




颯太くんはそういうとぶはっと吹き出した。




「だ、だって…っ」





「そんなに俺と2人になりたかった?」





颯太くんは私の耳元でそう呟くと
私の手を引いてリンクへ入って行く。





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