心の傷と爪痕を辿って
記憶の片隅







「ねぇ菜実ぃ」

「ん〜〜?」

休憩時間に入るなり麗奈があたしの席へ来た。

「これ見てー☆」

あたしの机の上に広げられたのは沢山の旅行パンフレット。

「どうしたの。これ。」

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