喫茶人形 〜メイドの恋〜




洗濯が終わって…
コインランドリーから出ると


…なんかリョウスケ、怒ってる?


こっちも振り向かないし
…手もつないでくれないし
先に歩いてっちゃうし…


「…ねぇ」


「………」


「ねぇ リョウスケってば…
怒ってるの…?」


「……」


「も〜…
なんで怒ってるの?
…キスやめてっていったから?
でも、それは…」



「…違うよ」


「え…じゃあなんで?
ちゃんとゆって?
いってくれなきゃわからないょ…」


私が小走りして
リョウスケの腕を引っ張ると


いきなりグイって
肩を抱かれた…


…だけど、顔も見てくれないし
ずっと無言で…




「…気にすんな
俺の問題だし」


「それだけじゃわかんなぃょ…」


「…い〜の!!家戻るぞっ」


「え…きゃ〜〜ッ!!
速いよ〜ッ!」



私は、軽く持ち上げられて
部屋までの道を、リョウスケは走る


だけど階段が
ちょっとヤバイ感じだったから
慌てて私は、リョウスケの肩からおりて


二人で大笑いしながら
部屋までたどり着いた




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