ハッピーアワーは恋する時間
・・・あの様子じゃあ、博文さんに慰謝料を請求しても、たぶん1円も払ってくれないだろう。
母を頼って出戻る?
なんて・・・お母さんだって、ひとりで暮らしていくのに精一杯なんだから、そんなことできないし、何より、そんなことをしたら、私が「負けた」みたいじゃない。

そんなのいやっ!

まだまだ元気に動ける健康な体と心がある限り、えり好みをしなければ、仕事はすぐに見つかる!

元気出そう、私!
博文さんがいなくても、私はちゃんと生きていけるって、自分に証明してみせる!


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