ハッピーアワーは恋する時間
「・・・その関係で、アウトドアも苦手で、ずっと遠ざかってたの。まぁ、いまだに苦手だけど。博文さんとつき合い始めて半年くらいだったかなぁ。友だち主催のバーベキューパーティーに行こうって誘われて。最初は嫌だって言って、理由もちゃんと話した。でもあの人は、そんなに煙出ないからって。言いくるめられるような形で強引に連れ出されたんだけど、やっぱり怖かった。そんなに煙は出てなかった・・・と思う。そのあたりのことはあんまり覚えてない。足がすくんでる私を見て、あの人・・・」
『この程度の煙でそこまでビビるって・・・おまえ、頭おかしいんじゃねえの?』
「呆れてた・・・」
「それは“呆れる”とは言わない。立派な暴言だ」
「・・・今思えばホント、亜幸さんの言うとおりだったって分かる」
「おまえ、よくそんな男と一緒になろうとしたな」と言った亜幸さんの声こそ「呆れてる」と言える。
『この程度の煙でそこまでビビるって・・・おまえ、頭おかしいんじゃねえの?』
「呆れてた・・・」
「それは“呆れる”とは言わない。立派な暴言だ」
「・・・今思えばホント、亜幸さんの言うとおりだったって分かる」
「おまえ、よくそんな男と一緒になろうとしたな」と言った亜幸さんの声こそ「呆れてる」と言える。