今日こそ絶対に自殺します。






そしてとうとうーーー



その日は来てしまった。










『たっちゃん、ごめんね』




俺の元に、そのメールが届いた。







俺は死に物狂いで病院に向かった。




何度も何度も道端で倒れた。



何度も何度も膝をすりむいたーーー













「待って……光…」





ーーー行かないで、光




ーーー俺の前から、








消えないでーーー







ーーー光…















ーーーバタン!




「………っ!!」







病室についたときには、もう手遅れだった。








「………」







光はもうーーー生きていなかった。











首を吊っていた。



苦しそうな顔をしていた。








「…………」








俺はーーー






光を救えなかったーーー











< 279 / 326 >

この作品をシェア

pagetop