今日こそ絶対に自殺します。
俺がそれから学校に行くことはなかった。
『光』という希望が消えて、俺は生きてる意味が分からなくなってしまったのだ。
ーーーお葬式の日。
俺は久しぶりに制服を身につけ、光の葬式に顔を出した。
遺影の中の笑顔の光は、紛れもなく俺のカメラで撮った写真だった。
ーーー俺が見たいのは、写真の中の笑顔なんかじゃないんだよ…
ーーー俺が見たいのは……
目の前で笑う、本物の光の笑顔なんだよ……
ーーー葬式が終わると、俺は病院の先生に声をかけられた。
「ーーーこれ、光ちゃんが渡してって」
先生が渡してきたのは、一通の手紙だった。
俺は人気のない場所へ行くと、その手紙を恐る恐る開け、中の文を読んだーーー
「……っ!!」
その中に書かれた文は、一つだけだった。
『これ以上、たっちゃんを苦しめたくない』
ーーー俺は走った。
葬式会場を出て、どこか遠くへ向かって走った。
走らないと、壊れそうだったーーー