【短編】溺愛彼氏とゆるふわ彼女



『えっと……あの…?』


「ん?((ニコニコ」


振り向いた陸斗さんはさっきまでのあの怖い顔ではなく、いつものとろけるような甘い笑みを向けた


『あの、陸斗さんは無口なんですか?』


「………」


『陸斗さん?汗』


「………っ!?
 愛姫ちゃんが俺の名前を呼んでくれた!!
 ヤバい、キュンキュンする超嬉しい!!」


『……へ?』


陸斗さんは心臓を押さえてその場にしゃがみこんだ……大丈夫かな…汗


『陸斗さん……』


「あぁ、その話だね」


もう一度名前を呼ぶと落ち着いたのかスッと立ち上がった


「俺、基本無口なんだ。よく話しかけられても無視だし。
 もちろん愛姫ちゃんにはしないから安心して?」


『いえ、安心というわけではなく……』


「いや~愛姫ちゃんが俺の名前を呼んでくれるなんて……///
 じゃー俺は呼び捨てにしちゃお~」


『えと……』


ナンデソウナル…


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