【完】サックスパートの日常

世界征服





これは最近あった話。



舞ちゃんと私と私の同級生で部活の休憩中、話してたら舞ちゃんが私の肩を掴んできました。




「結菜先輩〜、扇風機にドーンです〜」




そう言ってゆるふわな見た目とは裏腹に私が扇風機にぶつかるように力強く私を押してくる舞ちゃん。




「ちょっ……や、おっと……」





扇風機にぶつかるスレスレのところで私は避けてからため息をつく。




「舞ちゃん、やめよ?てか、この扇風機に宇宙人のやつやってよ〜」



扇風機を指差して言う。



舞「了解です!えっと、我々は宇宙人ですー」




すると同級生が苦笑いしながら私たちを見てきます。




「なんか宇宙人とか世界征服するみたい。」




その言葉にピーンと反応する私と舞ちゃん。




「舞ちゃん、」


「結菜先輩、」



私と舞ちゃんの思ってることは同じ。




「「世界征服しよう(しましょう)!!」」




口を揃えて言うとドン引きする同級生。




「ふ、ふたりでやるの?」



「ううん!サックスパートでやる!」



ねー、と舞ちゃんに同意を求める。



「結菜先輩、ナミちゃんななちゃんとか誘いに行きましょう!」




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