恋物語 ~夏~

もっと好きになった

「夏こっち向いたアカンで?」

「うん。何するん?」

「秘密。とりあえず目つむって?」

「変なことしたらソッコーしばくからな!」

言われるがままに目をふさいで待っとく。

「エエで!」

「もー…何……」

ウチの目の前には大輪の花束があった。
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