自己中(元)彼の取扱書
あたしは潤和のことを、完全無視する。


「ふぅ〜ん。なら、みんなに話そうかなぁ。俺たち・・・」

「や、止めてよ」


あんたと付き合ってた時、あたしがどんな目にあってたと思ってんのよ!!


潤和は無駄に整った顔立ちで、180近くある身長で、無駄にモテていた。


昔は、ファンクラブなんてあったくらい。


今はどうか知らないけど、女子たちが目をハートにして潤和のことを見ていると言う事は、そういう事で・・・


今も、ってか、今日からまた、潤和のモテモテな高校生活が始まることでしょう。


今まで女子高で上手く付き合ってきていても、男が入れば話は別だ。


あたしは静かで、平和に高校生活を終えたいんだ。

< 14 / 15 >

この作品をシェア

pagetop