自己中(元)彼の取扱書
疲れた。


潤和のことを置き去りにし、ひたすら走った。


おかけで、余計な汗掻いたし。


もう、最悪!!


心の中でボヤきながら、教室へと足を踏み入れる。


はぁ。此間までは、女子高だったのに・・・


教室の中に、男子が居るよ。


なんか、違和感あるんですけど・・・


それに、派手目な子が多いし。


ぱっと見、怖いんですけど・・・


で、あたしの席は・・・


黒板に書いてある席順を確認し、自分の席へと着いた。


と、落ち着いたのも、つかの間で・・・


「同じクラスなんだし、一緒に戻ればいいだろ」


って、なんで潤和が隣の席なのよ!!


名簿だから、仕方ないけど・・・

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