サンドリヨンに憧れて
「決めるって?」

「藍子と結婚する」

「お!とうとう落ち着くねんな。庄司・・・おめでとう」

「・・まぁちょっと乗り越えなあかんこともあるねんけどな・・」

「は?乗り越える?」

「・・・俺の家のことやねん」

「複雑なん?」

「・・まぁ・・な」

「しっかり者の藍子なら・・大丈夫やろ」

「どうやろな・・」

「庄司・・・藍子の何処見て付き合ってたん?少々のことなら大丈夫やって」

「まぁ横山もそのうちわかるわ・・・」

「は?何それ」

「まぁ藍子からもし相談受けたら・・・乗ったてくれな」

飲み終えた缶を捨てて先に帰った。

庄司の後ろ姿を見ていると、相当なもんがありそうな・・そんな気がした。

まぁ私も障害っていうか・・それに近いもんはあるけど・・

飲み終えた缶を捨て思いっきり伸びをして戻った。

デスクに着くと隣で藍子がため息をつきながら仕事を始めようとしていた。

「藍子・・」

「あ・・どうしたん?」

無理に自分を作っているのが伝わってくる。

「会議の準備・・手伝って・・」

「わかった・・」

後輩に会議の準備をすると言って二人で席を外した。

二人がその姿を見ていることも知らずに・・・
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