サンドリヨンに憧れて
「もう嫌やわ・・そっとしておいて・・」

「香澄の綺麗な所は・・・俺だけでええねんけどな・・」

「でも、みんなを驚かすには・・いいですよ」

「そやな・・早速・・連休明けやってみるか?」

「嫌・・絶対いや」

「まぁ・・・ええわ・・」口角を上げて笑っていた。

その笑顔にドキッした・・

「でも横山って・・・美人やな」

「庄司・・隣で彼女が怒ってるよ」

「あほか・・惚れてるのは藍子だけや・・あんまりじっと見たこと
なかったから・・改めて思ったんや」

「俺は知ってたで・・入社した時から見てるから・・」

「え・・?」

「その時からですか?加藤さんが気になってたって?」

「それはちゃうわ・・俺もあの時は彼女おったし・・」

「あ・・おりましたね・・」

「今は久保の奥さんやけどな・・」

その言葉に藍子が驚きながら課長の顔を見ていた。

「加藤さん・・それって・・」

「そうや・・美鈴や・・」

「それって・・辛くなかったんですか?」

「でも・・もう昔の話やし・・」

「孝男さん・・ごめん・・変なこと聞いて・・」

「ええよ・・」

「加藤さんも相当しんどい恋をしたんですね」

「全部・・・俺が悪かったんや・・・」
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