サンドリヨンに憧れて
真実
「藍子・・今大丈夫?」

「ええよ。のんびりしてたし・・・あいつも寝てるし」

「昨日はありがとう・・それと・・」

「あの後・・・どうなった?」

「それは・・ここで話されへんわ」

「課長・・そこにおるん?」

「2階やけど・・・」

「その口調なら・・そうなったってことやんな」

「うん・・・」

「おめでとう・・・で、結婚するん?」

「なんでそうなる?いきなりすぎるわ」

「せっかく王子様をつかまえたのに・・・」

「あんな・・ことには順序ってあるやろ」

「あ・・紹介すんの?」

「それが・・常連やってん・・お兄さんも」

「じゃ話が早いやん。あんたの両親なら即OK出すやろ」

「うちは放任主義やから何も言わんと思うけど・・・」

「もしかして・・立川のこと?」

「それはもうええねん」

「じゃ・・何よ」

「孝男さんの両親・・・」

「あ・・なるほど・・社長か・・」

「そう・・それが一番の悩みやねん・・・」

「・・・大丈夫やろ・・課長が何とかするって」

「でもな・・・」



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