キミ色の夏


……昇降口での冷たい瞳を思い浮かべれば、

確かに瑞希くんの言う通りの人なのかもしれない。


でも、私を見て笑ってた剛くんは……

一緒に笑ってた時の剛くんは、本当に楽しそうだったのに……。



「……さっきも剛くんは、私を見て微笑んでいたの……付き合ってた時と、同じように……」



……だけどあれは作り物?

本当の笑顔なんかじゃなかったの……?



「……別れたあとの私に、なんでそんな風に微笑むの……?」


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