痛々しくて痛い
まさしく『ムードメーカー』と呼ぶに相応しい人物だと思う。


そんなお三方のお陰で、初めてだらけのミッションが次々に押し寄せて来ても、私にしては珍しく、極度に緊張したり大混乱に陥る事もなく、何とか無事それらをクリアする事ができた。


もちろん、私でも大丈夫なくらいだったんだから、麻宮君はいわずもがなで、さらに余裕な感じでテキパキと動いていた。


そんな中、私はとんでもない大発見をしてしまった。


その存在を認識してから約10年。


色々な面でパーフェクト人間である、麻宮慧人君に関する意外過ぎる新事実。


実は彼は、とんでもないレベルの笑い上戸だったのだ。


しかも『対綿貫愛実』の時に遺憾なくそれを発揮する。


私自身は別に何らおかしい事を言っているつもりはないのに、会話の途中で突然「ブハッ!」と吹き出し、その後しばらく笑いの発作が続くのであった。


もちろん、麻宮君は昔から明るく爽やかで、いつも笑顔を浮かべていた記憶はあるけれど、それとは全く次元の異なる笑いというか…。


笑い袋の仕掛けかアメリカンコメディーのお笑いエキストラか、ってくらいのテンションで、長々と爆笑し続け、途中から「ヒーヒー」と苦しそうに悶え出したりするので、『え…。だ、大丈夫かな…』とちょっと怖くなってしまう。
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