痛々しくて痛い
染谷さんと大庭さんがウンウンと頷きつつ言葉を発した。
…確かに、男子と女子が個々で接触している光景はあまり見なかったけれど、麻宮君は明るくてハキハキした女子グループの子達に頻繁に話しかけられていたと記憶している。
また、文化祭とか体育祭とか、クラス単位で何かを成し遂げなくてはならない場合、自然と周りから意見を求められ、「こうした方が良いんじゃないか?」と発言した案がそのまま通ったり。
本人が嫌がっていたので委員長や生徒会役員等を任される事はなかったけれど、実質、麻宮君がクラスのまとめ役として君臨していたのだった。
また、その人気はクラス内だけに留まらず。
部活動や委員会を通して知り合った、クラスはもとより学年も違う人達からも大いに慕われ、廊下なんかで捕まって立ち話をしている姿を度々目撃した。
麻宮君は積極的な子とだけではなく、必要な場面ではどんな相手でも分け隔てなく、同じテンションで接する事ができる人なんだよね。
実際、全然親しくなかった私にも登下校時に普通に挨拶をしてくれたし、学校行事に関する事でナチュラルに話しかけたりしてくれた。
彼にとっては当たり前の事だから自覚はないだろうけど、人見知りで会話のキャッチボールが上手くできない私からしたら、とんでもなくハイレベルなコミュニケーション能力の持ち主だと思う。
…確かに、男子と女子が個々で接触している光景はあまり見なかったけれど、麻宮君は明るくてハキハキした女子グループの子達に頻繁に話しかけられていたと記憶している。
また、文化祭とか体育祭とか、クラス単位で何かを成し遂げなくてはならない場合、自然と周りから意見を求められ、「こうした方が良いんじゃないか?」と発言した案がそのまま通ったり。
本人が嫌がっていたので委員長や生徒会役員等を任される事はなかったけれど、実質、麻宮君がクラスのまとめ役として君臨していたのだった。
また、その人気はクラス内だけに留まらず。
部活動や委員会を通して知り合った、クラスはもとより学年も違う人達からも大いに慕われ、廊下なんかで捕まって立ち話をしている姿を度々目撃した。
麻宮君は積極的な子とだけではなく、必要な場面ではどんな相手でも分け隔てなく、同じテンションで接する事ができる人なんだよね。
実際、全然親しくなかった私にも登下校時に普通に挨拶をしてくれたし、学校行事に関する事でナチュラルに話しかけたりしてくれた。
彼にとっては当たり前の事だから自覚はないだろうけど、人見知りで会話のキャッチボールが上手くできない私からしたら、とんでもなくハイレベルなコミュニケーション能力の持ち主だと思う。