Assassins
そんな思いも振り切り、亮二は走り出す。

一番火の勢いの弱いステンドグラスの窓を選び、そこに向かって突進。

極力身を縮めて、そこを突き破って外に飛び出す!

火傷もガラスによる切り傷も最小限に留める、最適の脱出方法。

無論伊庭も、その程度は予測していたのだろう。

亮二が飛び出してくると同時に手裏剣を投げつけてくるが。

「っ!」

亮二もまたそれを予測していたらしく、逆手持ちのアイスピックで手裏剣を弾く。

暗殺者同士の先の読み合い。

何手先まで読み切れるかが、勝負の決め手となる。

手裏剣を投擲し続ける伊庭と、それを弾き続ける亮二。

炎を背にしたまま、足止めされて手裏剣を弾いていたが。

「!?」

その中に紛れて飛んできた火炎瓶らしきものが、炎の中に投げ込まれる。

瓶の中身はガソリン!

「ぐあっ!」

炎によって爆発が起き、亮二は吹き飛ばされた!

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