最悪Lover
蓮條の背中を押しながら、私は思っていた事を口にする。


「アンタって、柔道やってたんだね。しかも主将より強いって、意外」


蓮條は、特に返事をしない。


「大和もアンタの事、だいぶ慕ってるし」


すると、ふいに蓮條が私の方に向き直る。


「なっ何?」


「お前らは、ずいぶん仲がいいようだな?」


お前らって?大和の事?


「そりゃ、幼馴染みだもん。柔道も一緒に習いに行ってたし!私もそれなりに強かったんだから。アンタにも少しくらい、通用するかもよ!」


さすがに勝てるとは言えず・・・。


少し見栄をはってみる。
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