永遠を君に…


でも何も話せない。何も話さない。



カケルを思うと何故か涙が流れてくる。



悲しいとも寂しいとも思わないのに、コレは何の涙なのだろう…


玄関の磨りガラスから見える光を前に涙を拭き玄関に戸を開けた。


「ただいま」
「おかえり」


お母さんも帰ってきたばかりなのかお母さんは買ってきた物を買い物袋から冷蔵庫へ移していた。



「あれ?お母さん…」



お母さんが手に取って、入れようとしてたのはグレープフルーツだった


「私も買ってきたの…」


と コンビニの袋を見えるように上に上げた。




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