永遠を君に…



どうやらお母さんも私のつわりに気を遣い買って来てくれたらしい…


別にあって困るものではなかった。
ただ食べれる量が増えただけだ。


高校に入ってお母さんに何かしてもらう事も少なくなって来たから私の為に、私を思って買って来てくれたたった2つのグレープフルーツが、どれだけ私を嬉しくさせてくれたことか。



お母さんには恥ずかしくてそんな事言えないけど、ありがと とだけ言った。



その日の晩御飯はお母さんと向かい合って食べてグレープフルーツとグレープフルーツジュースを食べた。


その日はグレープフルーツ効果なのか心が落ち着いたからなのかつわりはなかった。


でも、やっぱりいい夢は見れなかった。


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