永遠を君に…

彼は どちらかと言うと活発そうな男の子だった。
それでも、素直な意見を言える人だとわかった。

プルルルルル……

彼が去って行くと 電話が鳴った。

【カケル】私は トイレに戻り 電話に出た

「もしもし。」
「出るの遅い。」少し不機嫌そうなカケルの声に身体が強張った。
「ごめん.」
「てか、転校生来たんだって?
しかも、お・と・こ。」

ドクン……っ
何で知ってるの?誰が見てるの?

「それに、同じクラス…。仲良くなったりしてないよね?」
「え?ちょっと話しただけだよ?」

この学校に仲間が居るのは確実だった。
だからこそ、安易に嘘を付けない…

「今日、部屋に来いよ?」
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