強面彼氏
美奈、美奈という声がして目を開けると目の前に豪君の顔が・・・・

「きゃ」とびっくりした声を上げるとなんで驚くんだよと少し不機嫌な声

私は、目の前に豪君の顔があるとは思わなくてごめんなさいと謝ると

「いいよ」と言って私の頬にキスをする。

今何時って聞くと6時だと教えてくれて思い身体を起こして台所へ

今日はお弁当はいらないと言われたので朝ごはんだけ作りあまりにも動けない私を心配して

会社まで送ってくれた。

会社の前に着くと豪君が、今日は1つ目、上司に辞めることをきちんと報告すること

2番目、仕事が終わったらすぐに電話3番目相沢とは話さないことと言われ

分ったか?と確認して豪君はやっと車から降ろしてくれた。

私は豪君に言われたとおり部長に辞めることを伝えると少し考え直さないかと引き留めてくれたけど

すみませんと頭を下げ辞表を受け取ってもらった。

部長と話していると電話がかかり少し待っててと言われ待っていると

「はいお電話かわりました。」と話を始めた。

「え、中川ですか?はい今話してますが・・・えっそうだったんですか?」

「そうですねじゃあ今週いっぱいで・・・無理させられませんね…分かりました後はこちらでやって起きますのでわざわざすみません」

「はいでは失礼します」と

言い電話を切った部長

中川君、なんで山下社長が旦那さんだと
言わなかったんだい?」

「えっ?」

「今ね彼から電話がかかってきたんだ君おめでただったんだね…それを先に行ってくれれば

一応今週いっぱいで退職ということで…寂しくなるが元気な子を産むんだよ」と言われ部屋を出た、

「また勝手なこと言って」

私はそのまま更衣室に行き携帯に電話を掛けるとすぐに豪君が出た。

「何考えてんのよ」と怒ると・・・

「何が・・・・別に嘘行ってないだろ?」と白々しくいう豪君

「赤ちゃんなんてできてないじゃない」というと・・・美奈が気づいてないだけで絶対できてるよ

来月が楽しみだよねという豪君

結局私は一週間後みんなにおめでただと言われ退職した。

そのあと心に問い詰められて豪君の話をすると納得したのか・・・・あの人ならやりかねないわねと言って

すぐに開放してくれた。





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