幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
「じゃ、玲音くん、りり花のことよろしくね?」


「僕が病める時も健やかなる時もしっかりとりりちゃんのこと、お守りします♪」


「末長くよろしく♡」



「できるだけ早くかわいい孫をお見せできるように頑張りますっ」



「まぁ♡楽しみだわ〜♡」



悪ふざけをしている2人を睨みつけながらドスンと床を踏みならした。



「もうっ!いいかげんにしてっ!」



すると調子に乗った玲音が、小さい子にするように私の頭をなでた。



「りりちゃん、そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに」



ニッコリと笑ってそう言った玲音に向かって、


無言でかかとを高く振り上げた。


< 4 / 203 >

この作品をシェア

pagetop