みんなの冷蔵庫(仮)2
「くらら!」


キョンキョンの叫び声が響く。

急いで体を起こし、すぐ側の二人を見た。


「え……」


喉が絞り上げられたみたいに声が出ない。

変な汗がぶわっと一気に背中から吹き出た。

シオくんは……

シオくんは直立したくららちゃんに……抱きついていた。

くららちゃんの首の後ろに腕を回し、そんなに身長差のないグレーのスーツの肩に顔をうずめるようにして、ギュッと抱きしめていた。

そして、そのまま動かない。

誰も予想しなかったその出来事に、その場は静まり返ったまま、誰も何も動けなくなった。


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