みんなの冷蔵庫(仮)2
ビタンッと大きな音がして、ただ泣きじゃくっていた顔を上げる。

音のした方を振り返ると、佐田さんがよろけながら洗面台にしがみ付き、途端に激しく嘔吐しだした。

三人とも急に我に返り、佐田さんに飛びつく。


「佐田っ?! どうした?!」


京極が佐田さんの肩を支え、泣き出しそうな顔で叫んだ。

シグマも私も突然のことに動けず、すぐ横で固まってしまう。


「きゅっ、救急車呼ぼうか?!」


やっとのことでそう言うと、途端に現実味を帯びてきて、指が震え出した。


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