みんなの冷蔵庫(仮)2
皆不安げに佐田さんを見つめる。
私達がここに来るまでの間、佐田さんに何があったのか全く分からない。

だから余計心配になる。


「大丈夫です」


佐田さんは狭いシンクで乱暴に頭から水を浴び、うがいをして振り返った。


「お見苦しいところをお見せして申し訳ありません」

「そんなのはいいから。一体何をされた?」


佐田さんの髪や顔から滴る水に濡れる事も構わず、京極が心配そうな顔で覗き込む。

佐田さんはまだ青白い顔を上げ、京極から離れた。


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