みんなの冷蔵庫(仮)2
「僕か佐田が一緒に行くから安心しろ」


「僕か佐田」のところで、くららの顔がひきつった。
佐田という名前を聞いただけで反応するなんて、彼女がいた事、まだ落ち込んでいるのだろう。


「くららにはトキオの客『須藤美和』の勤務先に僕か佐田と行ってもらいたい」


僕がそう言うと、くららはすがるような目を僕に向けてきた。


なんだなんだ。
僕にこんな顔をするのは初めてじゃないか?
どうして欲しいって顔なんだこれは。

佐田と一緒にいたいのかいたくないのかがわからない。


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