みんなの冷蔵庫(仮)2
佐田もくららの気持ちに気付いたのだろうか?

あの鈍い佐田が?

いや……ありえなくはない。

聞いても答えないだろうが、連れ戻しに行った時に何かあったのかもしれない。


「じゃ、くららは明朝僕と一緒に三日月食品に行くぞ」


僕がそう言っても、くららはなんだか上の空でぼんやりしていた。

多少乱暴でもいいから、くららにはいつも元気でいて欲しい。

心ここにあらずって顔は、力任せに殴られるよりも、僕に痛みの信号を送ってくる。



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